2009年11月11日

自立塾事業の廃止

今日は、富山県が雨でしたが、同じ富山県内にある自立塾、「はぐれ雲」さんとサポステ富山、交流ビーチバレー(晴れてたらソフトボールだったのに!)を、富山市の体育館にて行いました。

私はその交流会に行ってないのでどんな様子だったかわかりませんが、残念ながら、宇奈月塾ははぐれ雲さんに惨敗したそうです。涙。

それよりも!!今日のブログのメインは記事タイトルにも書きましたが、「若者自立塾事業の廃止」です。
自立塾は厚生労働省、日本経済生産性本部の元にて、平成17年に、ニート、ひきこもりの自立支援のために開始されました。
従来の通所型と異なり、24時間体制で行う自立塾は指導もきめ細かく、社会復帰率も高く、就労率も高い結果を出していました。

そして、あきらかに、サポステ(通所型)よりも自立塾(合宿型)に入塾してくる人のほうが、ひきこもりが長くて心身共に重症な人が多いです。
それはなぜか・・通所型の場合、ひきこもりの重症な人たちは、まず、第一歩の社会復帰施設に通うという事ができません。できたとしても、通い続ける事ができず途中でリタイアしてしまいます。
ところが、合宿型だと、入ってしまうと、生活もするため、通う事ができない人達も訓練を受ける事ができます。スタッフも共に暮らしているため、はじめの一歩を朝から晩までフォローしてくれます。

では、社会復帰率は通所型(サポステ)と合宿型(自立塾)ではどちらが高いのか?
普通に考えると、ひきこもりが重症の人が多い合宿型のほうが社会復帰
率が低いと思います。しかし、実際には、自立塾の社会復帰率は全体で約六割(宇奈月塾は七割)サポステは2割5分です。

ではなぜ重症のひきこもりが多い合宿型のほうが社会復帰率が高いのか?

ニート、ひきこもりになる人は性格傾向として、クソがつくほど真面目、過緊張、対人恐怖が強い人が多いです。(YG検査E傾向タイプ。情緒不安定型)通所型ではそのようなタイプの人は、頑張ろう、人に良く見られなければならないと思いすぎて、自分を偽って通うため疲れてしまい途中でリタイアするケースが多いです。
ところが24時間体制の合宿型では、自分を偽る事に限界があり、そのうち素の自分を出せるようになってきます。
素の自分を出せるようになると、他人に対しても心を開けるようになり、気を張らずに気軽にスタッフに進路相談をしにきたりします。そのように、心が開放されると、過緊張、対人恐怖が弱まり、自然と社会へ目が向き、就職へとつながります。
だから、社会復帰率が高いのです、他にも要因がありますが、OBの私はそう感じました。

自立塾事業が廃止されたら、今まで自立塾を行っていた合宿型の施設は補助金がでないため、今まで以上にお金をかけなければ合宿の施設を維持、経営できません。

そうなると、当然入塾費用が高くなります。

入塾費用が高くなると、裕福な家庭のひきこもりは入塾できても、低所得の家庭、生活保護世帯のひきこもりはとてもじゃないけれど入塾できません。

そして、景気が悪くなった今、低所得、生活保護世帯のニート、ひきこもりが増加しています。(高卒の求人率低下など)
ニート、ひきこもりは家庭が裕福だからおこる現象ではないのです!

このまま、裕福ではないという理由で、社会復帰支援を受ける事ができない、低所得、生活保護世帯のニートが増えていったら日本はどうなるか?ニートが働けないゆえに、将来的に生活保護世帯に陥り、生産人口が救済人口になる。
国にとってものすごい赤字となり、日本という国は破産する可能性はあるでしょう。

それは本当にいいのでしょうか?


NPO法人教育研究所主催宇奈月自立塾卒業生M

posted by ネットワークスタッフ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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